アディダスは有名なスポーツメーカーですが、ボクシンググローブの取り扱いも行っており、日本のアマチュアでは公認、さらにオリンピックでも使用されています。
ここではアディダスで使われている代表的な6種類のグローブについて解説していきたいと思います。
当記事では、
- 公式サイトの情報
- 販売サイトのレビュー・口コミ
- 管理人の実際の使用体験
などをもとに、独自の視点で解説を行っています。あくまでも個人的な評価や意見が含まれることをご理解の上、ご参考ください。
アディダスとは?会社や歴史について

アディダスはドイツのスポーツ用品メーカーで、兄ルドルフ・弟アドルフのダスラー兄弟が靴屋を設立したのが始まりです。(「アディダス」とはアドルフの愛称「アディ」と「ダスラー」をつなげたもの)
現在は世界トップクラスのスポーツメーカーとなりほとんどの人が知るまでになりました。そのアディダスですが実はボクシンググローブの製作も行っています。
いくつかの団体で公認グローブとなっており、大会で使用されることも多いです。
☑️アディダスが公認されている団体
- JBC(日本ボクシングコミッション)
- WAKO(世界キックボクシング協会団体)
品質についてはボクシング専門の老舗のメーカーに比べると製作歴は浅く、まだまだ発展途上と言われていますが、現在では改善が行われかなり良くなっているようです。
生産拠点は中国、パキスタン、日本
アディダスのボクシンググローブは、主に安いモデルは中国、高い高級グローブはパキスタンで生産を行っています。最高級モデルのADISHORIのみ、日本で生産されているそうです。
アディダスのグローブの種類

ADISHORI

総合評価 | ★★★☆☆ 3.8 |
価格 | 約60000円 |
製造国 | 日本 |
表皮 | 本革 |
パッド | |
解説 | ADISHORIはアディダスが製作するグローブの中でも最高級のグローブで、職人が1つ1つ手作りしています。そのため納期が6ヶ月ほどかかりますが、JBCからも承認されており品質は抜群です。日本国内のアマチュアボクシングの大会でも、数多く使われています。ただ価格が5万円以上と非常に高く、お金がかかるのが難点です。元K-1の武尊選手をアディダスは全面的にサポートしており、武尊選手が練習でADISHORIを使っているようです。 |
【紐タイプ】
【マジックテープタイプ】
スピード PRO

総合評価 | ★★★☆☆ 3.5 |
価格 | 501PRO:約20000円 PRO約22000円 |
製造国 | パキスタン |
表皮 | 501PRO:本革質感のマイクロファイバー素材 PRO:イタリア製のメタリック本革 |
パッド | |
解説 | アディダスのプロ仕様のボクシンググローブです。501PROの方が新しく登場していますが、本革でないので価格は安いです。501PROでは耐久性の高い人工皮革を使用していますが、PROはイタリアのメタリック本革を使用しています。プロ仕様のため抜群のフィット感と、MTRメモリーフォームによる優れた衝撃吸収力、手首には固定しやすい斜めのマジックテープを備えています。シュートボクシングで活躍している海人選手がこちらを練習で使用しています。 |
スピード

総合評価 | ★★★☆☆ 3.0 |
価格 | 50:約4000円 100:約6000円 165:約8000円 175:約10000円 200:約9000円 |
製造国 | パキスタン |
表皮 | 50:FLX 3.0 100:FLX 3.0 165:本革 175:本革 200:本革 |
パッド | 50:- 100:- 165:- 175:- 200:- |
解説 | アディダスのグローブが2012年ロンドン五輪で悪評が広まった時に、そのイメージを払拭するために作られたのがスピードシリーズです。グローブは平べったいイメージで、パディングは普通くらい。下級モデルから上級モデルまであり、下級モデルだとアディダスの人工皮革であるFLX3.0が使用されています。上級モデルには本革が使用されており、世界キックボクシング協会団体(WAKO)公認となっています。数字が少ないほうが下級モデルで、大きいほうが上級モデルです。 |
スピード TILT

総合評価 | ★★★★☆ 4.0 |
価格 | 150:約7000円 250:約9000円 350:約15000円 750:約38000円 |
製造国 | パキスタン |
表皮 | 150:PU、EVAフォーム 250:本革 350:ヴィーガンレザー(サボテン) 750:メタリック本革 |
パッド | 多層フォームパッド |
解説 | スピードTILTシリーズは、アディダスが特許を取っている「TILT構造」が使われたグローブです。手首の部分が斜めになっており、ナックルがまっすぐに当たるよう工夫がされています。また手首と手の甲の部分は直線になっていますが、ここは個人の好みで合う人と合わない人で分かれるかもしれません。こちらも下級モデルから上級モデルがあり、使い勝手が全く違ってきます。それなりにしっかり使いたいのであれば、性能がグッと上がる350以上の上級モデルがおすすめです。 |
ハイブリッド

総合評価 | ★★★☆☆ 3.0 |
価格 | 50:約5000円 80:約6000円 100:約10000円 150:約10000円 250:約16000円 350:約16000円 500:約17000円 750:約20000円 |
製造国 | パキスタン |
表皮 | 50:PU3G 80:PU3G 100:FLX3.0 150:FLX3.0 250:FLX3.0 350:本革質感のマイクロファイバー素材 500:本革質感のマイクロファイバー素材 750:最高級本革 |
パッド多層フォームパッド | |
解説 | ハイブリッドも非常に多くの種類があり、他の種類と同じように数字の大きいモデルが上級モデルになっています。特徴としては全面的にパディングが分厚く、柔らかいグローブです。サンドバッグやミット打ちよりは、マスやスパーリングに向いているモデルと言えます。350などの上級モデルになるとマジックテープに紐がついた特殊仕様になっており、固定がしやすいなどの特徴があります。 |
コンバット

総合評価 | ★★☆☆☆ 2.0 |
価格 | 50:約5000円 |
製造国 | パキスタン |
表皮 | FLX3.0 |
パッド | 多重フォームパッド |
解説 | 表皮は耐久性に優れたFLX 3.0のPU素材が使用され、クッションは多重フォームが使用されています。衝撃吸収に優れたマルチレイヤーフォームを備えつつ、使いやすいゴムマジックテープタイプ、さらにはサミング防止機能がついています。 |
アディダスグローブを使用してる有名選手
アディダスは他のボクシンググローブメーカーに比べると、使用している選手は少な目です。しかし世界トップクラスの選手の多くにスポンサーとしてついており、選手たちの人気とともに徐々に知名度を上げています。今後はさらに有名メーカーとして知られていくかもしれません。

東京オリンピック銀メダリストのベンジャミン・ウィテカー選手は、アディダスのグローブをよく使用しています。日本が好きでドラゴンボールやはじめの一歩などアニメのタトゥーを体に入れており、日本でも人気の選手です。

元K-1で現在はONEで活躍している武尊選手はアディダスの全面サポートを受けており、個別の練習場はアディダスのマットやミット、グローブが使われています。練習ではアディダスのグローブを使っているようです。

シュートボクシングの最高傑作と言われキックボクサーとしても有名な海人選手も、練習では昔からアディダスのグローブを使用しています。恐らくスポンサーに付いているものと思われます。練習では主にADISHORIや501PROを使用しているみたいです。
ロンドン五輪の悪評について
2012年に行われたロンドン五輪では、ボクシング競技にアディダス製のボクシンググローブが使われました。しかしこの時のグローブの品質に問題があり、多くの批判が飛ぶことになりました。
具体的には「中のスポンジが割れる」「粉がポンポン飛ぶ」などの悪評がありました。当時は中国製で品質の悪いものが多かったらしく、後にアディダスはパキスタン製へと切り替えています。
この悪評を一新するために新商品である「スピード」シリーズが開発されたみたいです。
山根会長とのグローブ変更問題
過去にアマチュアボクシング界を取り仕切っていた山根明会長が、公式試合用グローブを突然ウイニング製からアディダス製に切り替えたことが話題になりました。
しかし品質はウイニングの方が圧倒的に良く、私的な理由や裏側で何かしらの取引があったのでは?と話題になりました。公的な証拠は有りませんでしたが、両者のブランド問題に大きく関わることとなりました。
まとめ
アディダスは有名なスポーツメーカーですが、ボクシンググローブの製造と言う点で見るとまだまだ日が浅いです。価格も非常に高価ですが、ブランド価格が上乗せされている感もありますね。
しかし昔と比べると品質はかなり改善されてきているため、購入して使ってみるのもいいと思います。
アディダスが好きな人はボクシンググローブの購入をしてみてもいいんじゃないでしょうか。
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