ウイニングのボクシンググローブ全3種類を解説!特徴やメリットまとめ

グローブの特徴や評価

ウイニングのボクシンググローブと言えば、格闘技界で世界に名を轟かせる日本の有名ブランドです。その品質は日本だけではなく世界トップクラスの選手も愛用するほど。この記事ではウイニング全3種類のグローブの解説や、他のメーカーと比べた時のメリットや比較について書いていきたいと思います。

当記事では、公式サイトの情報や販売サイトのレビュー、利用者の口コミ、さらに管理人がジムやプライベートで実際に使用した体験をもとに、独自の視点で解説を行っています。あくまでも個人的な評価や意見が含まれることをご理解の上、ご参考ください。

ウイニングとは?会社や歴史について

㈱ウイニング
代表者 代表取締役社長 杉林 匡
本社所在地 〒113-0022
東京都文京区千駄木3丁目40番14号
TEL 03-3828-8136
FAX 03-3828-6757
資本金 1000万円
設立 1937年5月(昭和12年5月)
事業内容 ボクシング用品製造販売、空手道用品、その他武道用品製造販売、卸。
トレーニング器具販売卸。アミューズメント関係用品製造卸。
リハビリ関係用品製造卸。

ウイニングは1937年に野球やボクシング用品を製造・販売する会社として設立。実に80年以上の歴史を誇る老舗の会社です。1951年にはボクシング用品専門となり、グローブだけでなくヘッドギア、ミット、サンドバッグなど様々な製品を販売しています。今では誰もが知る有名ブランドとなり、特にグローブは、

  • 日本ボクシング協会(JBC)
  • 日本アマチュアボクシング連盟(JABF)
  • 国際アマチュアボクシング協会(JIBA)
  • WBA(世界ボクシング協会)
  • WBC(世界ボクシング評議会)

から公認、プロ世界戦でも多数使用され、愛用者は日本だけでなく世界トップクラスのプロ選手にまで及んでいます。


製造方法について

ウイニングのグローブは福島の製造工場で作られています。

㈱ウイニング福島工場
所在地 二本松市油井字舟橋15番地1
従業員数 39人(全体46人)
業種 運動用具製造
(ボクシング用品、空手用品)
工場設立 1963年(昭和38年)

グローブは1つ1つ職人さんが手作りで制作しており、そのためネームの刺繍やカラーオーダーなど、自由にカスタムできると言う特徴があります。しかし少人数での手作り生産のため、受注してから完成まで時間がかかるようです。その分品質は圧倒的ですね。

ウイニング工場の職人さんたち↓

参照:https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/data/doc/1529995082_doc_18_0.pdf


ウイニンググローブの種類や特徴

ウイニング プロフェッショナルタイプ

総合評価 ★★★★★ 5
価格 約30000円~40000円
製造国 日本
表皮 牛皮革
パッド 3層クッション構造
解説 表面には摩耗に強い雄牛の皮が使用され、内部は3層の衝撃吸収材に内側に軟質スポンジが使用されています。熟練された職人さんが1つ1つ手作りで制作しており、その品質は世界一と言っても過言ではありません。特に耐久性には定評があり、10年以上使用されることも。クッション性が非常に高く、練習では怪我をしにくいグローブになっています。品質は超一流です。ただそれゆえに値段は高めで、納品にも時間がかかります、時期によっては1年~2年待ちもザラです。
  • 試合用8オンス(紐式)…MS-200
  • 練習用8オンス(マジックテープ)…MS-200-B
  • 試合用10オンス(紐式)…MS-300
  • 練習用10オンス(マジックテープ)…MS-300-B
  • 試合用12オンス(紐式)…MS-400
  • 練習用12オンス(マジックテープ)…MS-400-B
  • 試合用14オンス(紐式)…MS-500
  • 練習用14オンス(マジックテープ)…MS-500-B
  • 試合用16オンス(紐式)…MS-600
  • 練習用16オンス(マジックテープ)…MS-600-B

詳細はこちら

【紐式】

【マジックテープ式】

ウイニング アマチュア用タイプ

総合評価 ★★★★★ 5
価格 約30000円
製造国 日本
表皮 牛皮革
パッド 3層クッション構造
解説 作りはほぼプロ用と同じですが、アマチュア用の方がさらに怪我をしにくいように作られているようです。日本ボクシング連盟(JABF)公認グローブで、数々のアマチュアの大会で使用されています。
  • 試合用10オンス(マジックテープ)…JABF-10
  • 試合用12オンス(マジックテープ)…JABF-12
  • 練習用14オンス(マジックテープ)…JABF-14

ウイニング パンチンググローブ

総合評価 ★★★★☆ 4.0
価格 約40000円
製造国 日本
表皮 合成皮革
パッド
解説 ウイニングのパンチンググローブでSBシリーズになります。現在は生産が停止されているのか、公式カタログでの取り扱いはなく通販サイトにある在庫が一部で販売されているようです。そのせいか値段が高くなっています。
  • SB-2000
  • SB-3000

※パンチンググローブは一部通販サイトで販売されています。

ウイニンググローブを使用している有名選手

ウイニングはその品質から数多くのトップ選手が練習、試合で使用しています。特に日本人の有名選手はほとんど使っていると言っても過言では有りません。知名度ももはや世界中に大きく広まっており、ボクシング経験者でウイニングを知らない人は世界でもあまりいないでしょう。

また試合では別のメーカーを使うけど、練習では耐久性もあり拳を傷めにくいウイニングを使うという選手もたくさんいます。マニー・パッキャオ選手などはその代表と言えるでしょう。

井上尚弥

日本の井上尚弥選手はウイニングを練習や試合でよく使っています。海外メーカーのものよりも手に馴染むというのが大きな理由のようです。(フルトン戦の際のコメント)試合によってはレイジェスに変えたりすることもあるようです。

画像引用:毎日新聞
中谷潤人

中谷潤人選手も試合と練習でウイニングのグローブを使用しています。練習ではレイジェスのグローブを使用することもありますが、試合ではほとんどウイニングを使用しています。

画像引用:LINE NEWS
メイウェザー

あのフロイド・メイウェザーも練習でウイニングのグローブを使用していたみたいです。グローブには「Money Mayweather」の文字が彫られており、自身でオーダーしたグローブのようです。

村田諒太

村田諒太選手もウイニングのグローブを愛用しており、消耗が本当に少なく「世界一のボクシングブランド」だと評価されています。練習ではウイニング、試合ではエバーラストのパワーロックを使っていたようです。

ウイニングを使用している有名選手

井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗、那須川天心、武居由樹、フロイド・メイウェザー、テレンス・クロフォード、マニー・パッキャオ選手など


ウイニンググローブの特徴・評価

ウイニンググローブの特徴は以下のようなものがあります。

クッション性

牛革製で作られたグローブの中に、クッション用のスポンジ、さらに衝撃吸収材が組み込まれています。グローブ部分はやや大きめに作られており、クッション性も高くしっかりと拳を守ってくれます。怪我をしにくいグローブです。

ダメージ性・攻撃力

拳の部分は柔らかく、クッション性に優れているので、逆にダメージ性や攻撃力は他のメーカーのグローブに劣るかも知れません。攻撃力と言うよりは、ディフェンス性に重きをおいたグローブと言ってもいいでしょう。

フィット感・馴染みやすさ

全体的に柔らかく皮革も商品によってムラが少ないです。フィット感や馴染みやすさも非常に高く、つけた人なら分かると思いますが、違和感や硬さを感じることはほぼありません。

耐久性

ウイニングの最も他のメーカーよりも強い部分として、耐久性が挙げられるでしょう。グローブはヘタれにくく練習で何度もパンチを打ち込んでも長期間使っていくことができます。試合では別のグローブを使っている海外選手も、練習ではウイニングを使っていることも多いです。

価格

価格帯はやや高めで、27000円~38000円が相場となっています。職人さん1人1人が時間をかけて作っているため、受注してからの納期も時間がかかることが多いようです。

※刺繍入りやカラーオーダーの場合は、もう少し高くなります


試合用紐式(ひもしき)グローブを練習で使うのはアリ?

試合用は紐式のグローブですが、これを練習で使いたい人もいると思います。もちろん練習で使うことも可能ですが、以下の注意が必要です。

紐式は1人でつけるのが難しい

紐式グローブは1人だとしっかり着脱するのが困難です。しっかりはめるには、毎回誰かに手伝ってもらうことが必要になります。ついている紐をゴム紐に交換する事で、1人でつけることは出来ますが、しっかり着脱できるように調整するのが困難です。

試合用よりも練習用の方が耐久性が高い

ウイニングのプロ試合用と練習用では、パッドの素材が違います。練習用の方がより柔らかくて怪我をしにくく、かつ長持ちするような作りになっています。よほどプロ試合を想定して練習する時以外は、練習用のマジックテープのグローブを購入することをおすすめします。


ノーサミングタイプとは?

ウイニングのボクシンググローブはほぼ全てがノーサミングタイプです。ノーサミングとはサミング(親指のことでボクシングでは目を突く反則攻撃のこと)が出来ないように、親指の部分が拳に縫い付けられていて独立していない事を言います。安全面では非常に良いでしょう。


キックボクシングで使ってもいい?

ウイニングのボクシンググローブには、キックボクシングでも使用している人がたくさんいます。むしろキックでよく使われているウインディやツインズよりも使いやすいかもしれません。

カラーオーダーや刺繍について

ウイニングでは自分のオリジナルカラーオーダーや名前の刺繍などが出来ます。(その分値段や納期などもかかるようになりますが…)

グローブの各部分を自分の好きな色でオーダーすることが可能です。

自分だけのオリジナルグローブを作りたい人は、ぜひ利用してみるといいでしょう。

ウイニングカラーオーダーマジックテープ式詳細はこちら


購入方法について

ウイニングのグローブは下記の場所などで購入できます。主にオンラインでの購入になりますが、人気が集中していると納品に時間がかかるようです。

通販オンラインショップ ←おすすめ

楽天ショップ ←おすすめ

ヤフーショッピング

ヤフーオークション

メルカリ

実店舗のショップで購入はできるのか?

ウイニングのグローブは基本的にオンラインショップでの購入のみです。しかし水道橋や大阪梅田のフィットネスショップなど一部の実店舗で販売していたという声もあるので、いくつか販売されている店舗もあると思われます。

納期は1年以上?即時購入は不可能?

ウイニングのボクシンググローブは受注してから製作するため、納期が3ヶ月~半年ほどと言われています。しかし人気が集中している時は1年~2年以上かかる時もあるそうです。

購入するオンラインショップで問い合わせしてみると良いでしょう。またショップによっては時間がかかると言われても、別のショップでは在庫があって即時購入できるというパターンも有るようです。いくつかのオンラインショップに問い合わせしてみるのをおすすめします。

もしくはメルカリやヤフオクなどであれば、即時購入できる可能性も高いです。

ほしいグローブが手に入らない場合は、他のメーカーのグローブを考えてみるのも手ですね。


まとめ

ウイニングのグローブは世界のトップアスリートが認めるほどの品質です。日本のメーカーですが、今では世界中にファンや愛用者がいます。

特にクッション性・耐久性に優れており、一度買えば数年間は確実に持ちます。

マイグローブの購入はウイニングを選べば、まず間違いないでしょう。

ぜひご検討してみてください。

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